MTGブログ|三度の飯よりギャザが好き!(サンメシ)

MTGブログ:マジック歴20年。MTGマジック:ザ・ギャザリング大好きなライターが、カードの価格や値動き、デッキ・メタゲームにスポイラーリストなどなど最新情報をプレイヤー目線でアツく考察!

<モダマス市場考察>シングルカードの損切りに走る中小ショップと在庫確保に動く大手との二分化された市場。個人は様子見の気配。

タルモゴイフや対抗色フェッチランドなど、多数の高額レアカードの再録が発表されているモダンマスターズ2017。

プレイヤー間の興味関心といえば、発表されるプレビューもさることながら「1パックいくらで販売されるんだろう?」といった、より自分に近い事柄に変化しているように思います。

「今回は2,000円を超えるのではないか」といった、高額カードオンパレードに歓喜する一方で、BOX価格やパック価格のそのものへの価格転嫁に不安感が出ているようです。

販売開始時点でプレミア価格がほぼ確定しているのがモダンマスターズシリーズの特徴ではありますが、プレイヤーが買いたくても買えない状態はあまり健全とは言えないので、プレビューを歓迎する一方で冷静な目も必要になってきそうです。

平たく言えば「一旦落ち着こ」という感じです。

今日は趣向を変えて、モダンマスターズ2017のプレビュー発表後の「タルモゴイフ」「各対抗色フェッチランド」「ヴェールのリリアナ」などの高額レアの価格変動について考察してみましょう

 

この記事の目次

モダンマスターズ2017のBOX予約販売価格の相場を時系列で振り返る

シングルカードの考察に移る前に、BOXの予約販売の価格高騰について押さえておきましょう。

モダンマスターズ2017のBOX予約販売価格は、ここ1週間ほどで1万円ほど上昇しております。

今回はヤフーオークションでの落札価格相場を元に振り返ってみましょう。

 

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ヤフオク「モダンマスターズ2017」落札相場より

カンタンに解説させていただきます。

まず、~27日までは「対抗色フェッチランド」のプレビュー発表前で、27,000円~30,000円が相場となっておりました。

正直この時点ではモダンマスターズ2に続き塩セットなのが濃厚でしたからね。

ところが、28日に待望の「対抗色フェッチランド」再録が発表されるやいなや、即刻落札価格の上昇が見られました。

35,000円台と一気に5,000円近く上昇したわけですね。

ただし、この時点でほとんどのプレイヤーは「もう高額カードはないな(タルモはないな)」というのが大方の見方でしたので、それ以上に上がることはありませんでした。

ところが、その後も「ヴェールのリリアナ」「タルモゴイフ」と軒並みモダン以下の必須パーツと言える高額カードが次々と発表され、3月3日現在では37,000円~40,000円台と非常に高騰しております。

この高騰の背景にはショップ側も市場介入しているということを頭の片隅に入れておいてください。

 

注目度ランキングを独占するモダンマスターズ2017の高額プレビューカード

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Wisdom guild 注目度ランキングより

まずは1位〜10位。昨日発表されたばかりのタルモゴイフはまだ価格に動きがありませんが、それ以外は軒並み大幅な値下がりとなっております。

タルモゴイフについてもおそらく今後下降するでしょう。

 

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そして11位〜20位。
ほぼ、モダンマスターズ2017のプレビューカード、あるいは再録が期待されましたがプレビューされなかったカードですね。

ここまで思い切った再録に踏み切った背景には、WotC側のモダン以下のプレイヤー創出を念頭に置いたマーケティングが考えられますが、管理人が特に印象的だったのはやはり「タルモゴイフ」の再録でした。

 

タルモゴイフはなぜ再録されたのか?

今まで全てのモダンマスターズに収録されている「タルモゴイフ」ですが、今回のモダンマスターズ2017では入らないのではないかというのが、多くのプレイヤーの考えるところではないでしょうか。

これは、明らかにWotC側のシングルカード価格を下げたいという意向の表れであろうと思います。

他のカードの収録とは関係なく「タルモゴイフ」に関しては再録して価格を安定させようとしているのでしょう。

恐らくは9,000~8,000円台までの平均値を目指しているように私には感じられます。

いや、もっと下がってくれて良いんですけどね(笑)

 

シングル価格の下落を抑えようとすれば、BOX価格を上げ自ら在庫を抱えようと動くだろう

恐らくはこういった動きが、大手カードショップの動きだろうと思います。

自分で剥いてカード資産を蓄え、市場の大幅な下落に対応しようとしているのかもしれません。

たとえ下落したとしても、BOX期待値が販売価格を超えてしまえば十分ペイできてしまいますからね。

ですので多少損してでも流通しているモダンマスターズ2017の在庫を押さえに行くでしょう。

 

このブログでは、あくまでプレイヤー目線で書かせていただいているので、今日は価格変動やプレイヤーとしての振る舞いについて書かせてもらいました。

 

GP静岡では初日落ちしたとしても相当楽しそうな状況にありますね。

本当、楽しみです。

三度の飯よりギャザが好き。
以上、現場からガッキー(@blueskyneo)がお送りしました。

 

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