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「霊気池の驚異」禁止で今後のスタンダード環境はどう変わる?

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「破滅の刻」のプレビューを前に、禁止制限告知が行われました。(2017年6月13日禁止制限告知)
ここのところの、プレビュー並みに注目が集まる禁止制限告知ですが、今回はスタンダードより「霊気池の驚異」が禁止されることになりました。

最近のWotCによる信仰心を試して来るスタイル。個人的には、禁止カードが連発することはあまり好きではないのですが、起きたことにあーだこーだ反応するより「それじゃどうするか?」というように前向きに捉えた方が良い気がします。

環境の変化に対しどう対応するかも、マジックの楽しみのひとつですしね。

と言うことで、未来志向として「霊気池の驚異」禁止により、今後環境がどう変化していくのか。

管理人による考察をまとめました。

 

この記事の目次

「霊気池の驚異」禁止により、メタゲームはどう変わる?

管理人が思い立ったのは、プロツアーアモンケットで行弘賢プロの使用していた黒緑エネルギーです。

黒緑エネルギー(行弘 賢プロ)

黒緑エネルギー(プロツアーアモンケットver)

クリーチャー 27
4:歩行バリスタ
4:緑地帯の暴れ者
3:光袖会の収集者
4:牙長獣の仔
4:巻きつき蛇
4:ピーマの改革派、リシュカー
4:ホネツツキ

アーティファクト 3
3:キランの真意号

呪文 10
2:闇の掌握
4:致命的な一押し
4:霊気との調和

土地 20
3:沼
5:森
4:霊気拠点
4:花盛りの湿地
4:風切る泥沼

サイドボード
4:顕在的防御
1:闇の掌握
1:キランの真意号
1:心臓露呈
2:没収
3:刻み角
2:不屈の追跡者
1:生命の力、ニッサ

 

 もともとBG系のデッキは、デッキパワーは頭一個抜けているものの、コンボデッキに非常に弱いという弱点がありました。
また、1ターンに2アクションすることも少ないため、カウンター呪文での1対1交換もあまり得意ではありません。
「霊気池の驚異」デッキはコンボのギミックが厳しいのはもちろんのこと、最近主流になってきた「検閲」を採用したコントロール型の台頭により、それ以外のマッチアップでは強いものの、やはり苦戦を強いられていた状況にありました。
行弘賢プロのエネルギータイプはこれらの弱点をうまくケアした形です)

しかし、今回の禁止制限により一躍トップメタに躍り出るのではないかと、管理人は予想します。
BGはエネルギータイプだけでなく、昂揚型もクリーチャーデッキに強いので良いですね。
リリアナは両方とも値段上がるかもしれませんね。「不屈の神ロナス」も今なら買いな気がします。

 

そして、コントロールがついに息を吹き返すか

また、BG系デッキがメタの中心になることで存在感を増すのが「青赤コントロール」や「ティムールコントロール」など、ミッドレンジに相性の良いカウンター主体のデッキです。

当然、前環境から引き続き各種機体デッキも残存するでしょうが、BGとのマッチアップで若干不利であったり、コントロールデッキでも対処できないほどではないです。

結局は、ビートダウン・ミッドレンジ・コントロール・コンボといったマジックを構成する基本的な4つのデッキタイプからコンボが退場したことにより、残った3つのデッキタイプによる三つ巴の環境に戻ったということですね。

さらに言えることは、理不尽なまでの「霊気池の驚異」デッキの退場により、よりスタンダード環境が多様性に満ちたものとなることでしょう。

ミッドレンジやコントロールはさらに様々なアーキタイプが登場するでしょうし(というより、そうできるだけの環境的な猶予ができ)、コンボが退場といったものの「スラムダンク」や「ゼウスサイクリング」など、ちゃんとコンボデッキも残っているわけです。

あれ、むしろこれマジック面白くなる?

www.mtg-card.jp

 

 

「霊気池の驚異」は禁止で良かった。ガチャはモダンで回すくらいでちょうど良いバランス。 

「霊気池の驚異」はスタンダードのカードとしては理不尽すぎたかもしれないですね。
ただ、モダン版の霊気池デッキもそこそこ強いんですよね。
かといって、先手3ターン目が勝負所のモダン環境において、果たして4マナアーティファクトの不確定コンボにどれくらいの存在意義があるでしょうか。

ただ、これくらいのバランスがわたし的には好きですね。
果たして激動のスタンダードを駆け抜けるのはどんなデッキでしょう?

さーて、新しいデッキ作ろ!

三度の飯よりギャザが好き。

以上、現場からガッキー(@blueskyneo)がお送りしました。

参考:2017年6月13日 禁止制限告知 | マジック:ザ・ギャザリング


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