MTGブログ|三度の飯よりギャザが好き!(サンメシ)

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MTG戦乱のゼンディカートップレア、プレリリース直前予想

戦乱のゼンディカー発売直前のワクワク感ったらもう


シルバーウィークも今日で最後。
しかし、我々デュエリストにとっては来る「戦乱のゼンディカー」のプレリリースを控えた、待望の週末と言えよう。
残念ながら、僕は娘の運動会のためプレリリースに行く事はできない。
今回ばかりは何が何でも行きたかったのだが、事情が事情なだけに仕方ない。
「マジックのプレリリース行きたいから運動会行けない」
なんて言おうものなら、日々涙を飲みながら溜め続けた嫁プレインズウォーカーの忠誠度は薙ぎ払われ、

あなたは「アップキープに全てのカード資産を焼却され、離婚届に判を押され、家を追われる。その後、職を失う。」を持つ紋章を得る

というオーバーキル気味の最終奥義を発動されるのだ。
ハァ、怖い怖い。

まぁそんなこんなで、ここ最近のセットの中では僕的にはピカイチの「戦乱のゼンディカー」について色々と考察してみようと思います。
ここの所控えていたトップレア考察などもせっかくなのでね。
考察とかイランって人はサクサクどうぞ。

戦乱のゼンディカーのトップレアを考察するにあたり

まず初めに押さえておきたいのが、僕はイチマジックファンとしての意見であるという事を確認しておきたい。
つまりは、これによって利害が発生するのようなポジショントークはしませんよって事です。
別に売りたいカードを押すって事もしないし、純粋に「これ強ぇ〜」って思ったのを上げさせてもらいます。
さらに言えば、既にそれなりに周知の元にあるカードはランキングに加えないようにしようと思います。
具体的には下記の戦乱のゼンティガーのカードはトップレア考察からは省いて考えようと思います。

戦乱のゼンディカー選考外カード
「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」
「絶え間ない飢餓、ウラモグ」
「灯の再覚醒、オブ・ニクシリス」
「深海の主、キオーラ」

ここら辺は考察してもしょうがないかなって気もするんで選考外にします。

戦乱のゼンディカーのメカニズムから環境を予測

実は新環境の予測に欠かせないのが、プレリリースイベントなのでそれらを経ない机上の空論ではあるのが、今後の環境やメタゲームを考える上で大切な要素であるので、戦乱のゼンディカーのメカニズムについても触れておきたい。

覚醒

覚醒コストを払う事で、自分のコントロールする土地をクリーチャー化するというものですね。
リミテッド・構築ともに使われるであろう、良いメカニズムだと思います。
スタンダードでは「エルドラージ・末裔・クリーチャー・トークン」などの存在により、チャンプブロックが容易な環境である事が分かっているので、覚醒コストで出てきたクリーチャーも他のスタンダード環境ほど脅威にならないようにゲームバランスが調整されている点も良いですね。
つまりは、トランプルと飛行が非常に強い環境だと思います。
包囲サイの天下はしばらく続くのでしょうか。

結集

旧ゼンディカー環境にもあった同盟者ですね。
同盟者同士のシナジーですので、環境に影響を与えるというのとは少し違うと思います。
イノベーションを引き起こすというよりは、先述した通りシナジーによってより良いコストパフォーマンスを発揮してくれるメカニズムです。
そういった意味では、新しいアーキータイプを創出するメカニズムではないと思います。
もちろん、今後の同盟者次第ではいくらでも化ける要素はあります。

収斂

最初読めなかったですが「収斂(しゅうれん)」と読むそうです。
フィフス・ドーンの時の烈日みたいな能力ですね。
このメカニズムは環境に間接的に影響する能力ですので、多色化するメリットが増えたと思えば良いのではないでしょうか。
これも今後のカードに期待したいところです。

上陸

ランドセットでメリット発生!
フェッチランドで2回誘発!飯が美味い!
主にビートダウンやテンポ系のクリーチャーデッキにとっては得られる恩恵が大きそうです。
「アクームの石覚まし」「マキンディの滑り駆け」「鎌豹」
ここら辺のクリーチャーに期待します。
果敢クリーチャーと合わせて計算ダルくするデッキウィンなどいかがでしょうか。

嚥下

ダメージが通ったら、ライブラリーから複数枚リムーブ。
これ自体の能力ってよりは、取り除かれたカードを使用する後述の「昇華者」が戦乱のゼンディカーには多いので、嚥下っていうよりはそっちでしょうね。

昇華者

追放領域にある対戦相手がオーナーのカードを墓地に置く事で、なんらかの能力が誘発するというものです。
このカードを使うためにはスタンドード環境では先述した「嚥下」を持ったクリーチャーを使う事になるので、ある程度専用のデッキである必要があります。
つまりは、環境に影響を与えるカードなのですが今の所「昇華者」の中で強そうなのは「荒廃を招くもの」と「不毛の地の絞殺者」くらいですので、今後のカードに期待でしょうか。
と思いましたが、レア以外を見ると結構良いカード多いので化けるかも。

エルドラージ・末裔

旧ゼンディカー環境の「エルドラージ・落とし子」トークンと違い1/1のため殴れます。
これ、結構でかいですよね。
チャンプブロックするも良し、殴るも良し、サクってマナにするも良し。
「覚醒」の時にも触れましたが、トークンやクリーチャー生成が簡単な環境ではトランプルや飛行クリーチャーが相対的に強くなりますので、環境に間接的に関与するものだと思います。
「悪性の疫病」なんかがサイドインされたりすれば、末裔的には有難き幸せなんじゃないでしょうか。

欠色

「僕は無職なんじゃない。社会に束縛されるのが嫌なんだ。」
というニート様とは真逆に、色があっても無色であると言い張る「欠色」という能力。
これはスタンダード環境よりも、色によって明確なアンチカードが存在するモダン以下の方が影響が大きそうなカードですね。
一応スタンでは「精霊龍、ウギン」のマイナス能力に引っかからないというのが加点要素ですが、これはむしろウギンの再評価に繋がりそうですね。

戦乱のゼンディカーのトップレアBest5+α

やっとここまできた。
メカニズムから環境予測とかやめれば良かったw
途中まで来て思ったよりいっぱいあって面倒になったものの途中でやめるわけにもいかず、ただ単に「俺的トップレアはこれじゃい!」って言いたかっただけだったのに、無駄に長くなってしまった。
まぁ、プレリに行けない分予習したってことで。
さてさて、前置きが長くなったのでサクサク行きましょう。

「下生えの勇者」 期待度★★★★★

 
下生えの勇者


ちょっと意味わからないくらい強いと思うんですが、日本の初動は1,000円ソコソコって感じですね。
海外相場では早くも上がり始めています。
緑の3マナ域は若干渋滞気味ではあるんですが、クリーチャー戦に滅法強いってのが評価のポイントです。
「幻影のケンタウロス」めっちゃ強かったじゃん?
カウンター増えちゃうの流石にヤバイっしょって感じで。

ただ、コイツ出た時めちゃくちゃ弱いんですよね。環境的に許してもらえるかどうかって考えると妥当なとこなのかもしれません。
んでも下生えの勇者になんとかしてトランプルを付与して俺強ぇ〜したいものです。


「白日の下に」期待度★★★★☆

 
白日の下に


手札に持って来るだけかと思ったらコストレスでプレイまでしてくれるなんてヤバいだろ。
と思ったものの、軒並み評価は300円前後。
まぁ確かに何を持ってくるのかっていう問題はあるんだけど、単純に書いている事が凄いの星4つです。
いずれ白日の下になる事でしょう。…クソレアであったと(ぁ
 

「淀みの種父」期待度★★★★☆

 
淀みの種父

飛行付いてれば+1,000円くらい付きそうなカードですね。
多分これ強いですよ。感覚的ですけど。なんか臭うカード。
6マナですけど、ブロッカーとしては十分のスペックですし対コントロールには滅法強そうですね。
青黒コントロールのサイドとかにはすんなり入りそうです。


「放浪する森林」期待度★★★☆☆ 

 
放浪する森林


トランプルが強い環境なら強いんじゃね?理論。
環境に左右されるってのと、突出して能力が高い訳でもないので星3つです。
最大で4マナ6/6トランプル警戒。
あれ割と普通。うーん、いくらトランプルが強いって言っても評価し過ぎたかな。
それでも不思議なのが2色デッキで、4マナ4/4トランプル警戒って思うと強そうな所。
意外とイケるか?
 

「息詰まる忌まわしきもの」期待度★★★☆☆ 

 
息詰まる忌まわしきもの


4マナ・飛行・欠色・カード引ける。
強いやん!
地上はエルドラージトークンでチャンプブロックしつつ、空中から殴ってドローして。
期待しちゃうやん!
星3つは保険かけただけやで。


「風への散乱」俺的★★★★★

 
風への散乱

数少ないインスタント覚醒。
覚醒モードでカウンターすれば3/3のクリーチャーのおまけ付き。
カウンターした呪文を奪える「奪取/Desertion」みたいな感覚です。
まず3マナ確定カウンターで間違いないんで、評価も何もってカードですがノンクリデッキとかはこのトークンだけで十分勝てますからね。
青使いにとっては「手酷い失敗」「払拭」と嬉しい状況が続きます。

戦乱のゼンディカー後のスタンダード環境

トップレア考察を改めて見てみると結構酷いですねw
「下生えの勇者」以外微妙なラインでなんとも。(よくよく見ると下生えの勇者も微妙かもw)攻めていると言えばそうなのですがね。
ただ、記事にまとめるにあたってカードリスト見てると嚥下と昇華者を中心としたデッキがアーキータイプのひとつとして出てきてもおかしくないなって感じはしました。
普通に青黒のミッドレンジなんか強そうです。
トップレア考察に入れれば良かったと思いましたが「荒廃を招くもの」と「不毛の地の絞殺者」は、条件さえクリアしてれば非常に強力なカードですからね。
アンコモンの「ウラモグの失脚させるもの」とか優秀なカード豊富ですし。

身も蓋もない事を言えば、ドラゴン系のエスパーコントロールが強そうかなって思います。
赤もスライってよりデットガイって感じのややミッドレンジと飛行クリーチャー採用したタイプが強いんじゃないですかね。
ジェスカイは「粗暴な排除」とか採用してもらいたいですね。
アブザンはどうでしょうか。思考囲いを失い他にも主要パーツを失いましたが、まだまだ豊富なパワーカードを背景に上から踏み倒してくるのでしょうか。

なんだかんだで、このわからない時期が一番楽しいかもしれません。
あー、早くパック剥きたい。
今回も仲間内で開封の儀を執り行う予定です。
賛否両論のある戦乱のゼンディカーですが、僕はラブニカの回帰よりも買ってます。
安心してください。ファットパックもしっかり押さえてありますよ。
プレリリースに行けない事は残念ですが、良しとしましょう。
指折り数える子どものように、今はただその時に思いを馳せよう。


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